やっと「ピーナッツ」。

ということで。愛媛では先週末からやっとこさ「ピーナッツ」が公開されまして。今日うまいこと時間できたので見てきました。ちなみに平日の朝1番+愛媛でそんなに宣伝してる気がしない(苦笑)中での上映でしたが、10人弱いましたね。私含め大学生がやっぱ多かったですけど。
ストーリーはあえてネタばれはしませんが、草野球を通してメンバーがまとまっていく、ってのがやっぱり演じてる内Pメンバーにも繋がるとこがあって。それぞれがそれぞれに事情を抱えながら集まっていく姿が印象的でしたね。さびれかけの商店街の再開発に反発する大人、というのは実際にもありえそうな光景だし。ロケーションした先もその雰囲気に合ってて。最初はどうしても芸人さんがやってる、って気になりましたが、途中から感じなかったし。特に最後の野球シーンはよかったですね。懸命に何かを倒そうと躍起になってる大人たち、って感じで。
もちろん、それは内村さんの脚本、というかキャスティングの妙ですよね。メンバーを当て書きしたとこもある、とどっかで言われてましたが、まさにそんな感じで。三村さんのアップアップしつつ(ほめ言葉)リーダーしてるとことか、大竹さんの陰のあるとことか、ゴルゴさんの日本男児的なまっすぐなとことか、レッドさんの優しいけど不器用なとことか、ふかわさんのヒャーとしてるとことか。…ふかわさんもほめてますからね(笑)。
映画本編をどうこう言うほど私は映画見ない人なのであれですが、ふと気づいたのは元々のあのチームのバッテリーってTIMでやってたんですね。レッドさんの関係で試合の途中から、って感じでしたが、やっぱりなんか違うな、と思ったし。そういうとこも設定の妙でしたね。個人的にはもうちょいさまぁ〜ず2人の絡み見たかったですけど、あえてああしたのは知ってたので、これはこれでよかったのかな?と。
あと、感謝祭(またそれ?)で亮くんたちとバレーしてた藤重政孝さんってこの映画に出られてたんですね!感謝祭で名前聞いて「どっかで聞いたことある名前だなぁ…」と思ってましたが、ここだったとは。なんか得した気分でした(笑)。


では主要メンバーのそれぞれの感想でも書いておきましょうか。

  • 内村さん。

まずは脚本・監督おつかれさまでした、という感じですね。あの映画からにじみ出てた優しくて癒される雰囲気は内村さんならでは、だろうし。
あとは節々で見せた「伝説のサード」っぷり。なぜかそこに感動したのは私だけではないはずです(笑)。またこのメンバーを引き連れて何かやってください、お願いします。

  • 三村さん。

最初の演技は確かに「あれ」でした(笑)。おおお?と思ってしまったりもしましたが、内村さんたちに散々言われてた通り、後のシーンになるにつれてだんだん成長されてて。最後は安心して見れましたね。
実際もいいお父さんなんだろうなぁ…というのが家族のシーンから伝わってきてよかったです。…コケだけには気をつけてください(笑)。

  • 大竹さん。

いやぁ、私ああいう陰のあるキャラクター大好きです(笑)。確かに出演シーンはNO PLAN6人の中では一番少なかったように思えますが、その分存在感があって。若干ネタばれになりますが、元奥さん(オセロ中島さん)の店の前で座り込んでしまうシーンが私一番好きだったりします。
なんって行ったらいいのか分かりませんが、大竹さんの演技ってすごい印象的なんですよね。失礼ですけど、実際こっちの道に走ってても違和感ないなぁ…と思ってしまいましたね(笑)。

  • ゴルゴさん。

日本男児!って感じなのに奥さんは外国の方、っていう矛盾がちょっとツボでした。で、演技のほうはもうまっすぐな印象で。飲み会のくだりはすげぇかっこよかったです(笑)。
あんだけ目に力がある芸人さん、ってのも珍しいですよね。野球シーンでのピッチャーぷりもよかったです。

  • レッドさん。

5文字でくすりとさせられ、背中でほろりとさせられ。奥さん思いなんだけど不器用な男性、ってのがすごくよくでてましたね。演技も(最初の(笑))三村さんほど気にならなかったし。
ある意味、この映画で一番こういう才能が開花したのかもしれませんね。前の内Pspでいわれてましたが、いろんなオファーがきてるようだし。今後に期待、かも。

  • ふかわさん。

…オカマ(笑)?それはともかく、野球下手、でも恋してて〜みたいな独特なキャラは見事だったかな、と。ちなみにやっぱり「いらっ」としました(笑)。
あとはやっぱり音楽でしょう。この映画のよさはふかわさんの音楽にもやっぱりあったと思います。たくさん作って内村さんにプレゼン(というのか?)した、とどっかで言われてましたが、厳選された音楽はやはりシーンにあってましたね。出演もしてたから分かる雰囲気、ってのがあるんでしょう。これまた才能、って感じですね。…両親もいい味でした。

  • 有田さん。

少ししか出てないのになんでインパクト強いかな、この人(笑)?メンバーに入りたいのに入れない、ってのが内P上での有田さんの姿とオーバーラップしてましたねぇ。

  • ウドさん。

言われなきゃウドちゃんって分からないなじみっぷりで。でも彼らしい味は出てて。彼のくだりの最後は笑えましたね。

  • 泰造さん。

演技に定評がある、ということで安心して見れました。大竹さんとしか絡みなかったですが、また他のメンバーとの絡みもみたいな、って印象です。

  • 出川さん。

…あれか(笑)?パンフレットには正解書いてありましたが、ありゃ分からんわ、っていうとこででてましたとさ。


ということで、それぞれのメンバーがそれぞれいい味だされれて良かったです。もちろん、彼らを取り囲む俳優さん・女優さんもよくて。監督役のベンガルさんは特によかったですね。場を締める演技、さすがです。
現在は地方で上映されてると思いますが、内Pが好きな人にはすごいおすすめです。平凡な毎日に舞い込んだ事件を通して…というどこにでもありそうな感じだし。起伏が激しいわけではないですが、見終わった後の気持ちよさはそういう映画にも負けない、と思うし。ぜひ多くの人に見てほしいですね。
あとぜひ「ピーナッツ2」も見てみたいところです(笑)。それこそ10年後…ってほぼ50代か、メンバー(笑)。