昨日の一氏。

バイトだったので今週も月曜更新で。今回はまず先週のラストで千代に小りんと寝てしまったことを告白した一豊の部分から。千代はワーワー泣いてましたね。気持ちは分からんでもないような。で、一豊はそれを新右衛門・吉兵衛に言って怒られ、千代は寧々にさとされてましたね。夫婦揃って…って感じでしょうか。
でもなんかそっけない夫婦。新右衛門・吉兵衛と一緒にご飯を食べ、2人が一生懸命一豊の今回の功名について話しても、まったく上の空で顔も合わせません。その様子を見て「いかがなされました?」とはもる新右衛門と吉兵衛なのでした。
翌朝、千代が家出してしまいます。一豊のあせり具合がすごいです。つうか手紙置いてく千代って…かわいいかも(え)。で、家出先は美濃の実家なんですが、そこでも義父(不破市之丞)にさとされます。一方残された一豊たちは新右衛門の娘たちが料理をする中、一豊が千代の元へ行く、と言い出す。でも新右衛門・吉兵衛は止める。「千代にもっと大人になって欲しい!」という2人の気持ちは分かりますねぇ。んで千代は義母(きぬ)にもさとされるんですが、その中で出陣を示すほら貝の音が。そしてきぬに言われ、馬を走らせて一豊を送り出そう、と戻ります。しかし、家に戻っても一豊たちは出陣済み。…あらら。
そして一豊たちが参戦したのがいわゆる姉川の戦い。浅井・朝倉軍と織田・徳川軍の戦いですな。一豊たちはもちろん織田・徳川軍なんですが、圧倒的に不利な状況。その中で信長・秀吉・家康の3人がまた揃います。というかこの時点では信長>>家康>>秀吉って関係なんでしょうねぇ…。
そしてやっとこさ一氏の登場です。25分ごろ〜26分ごろですな。秀吉と共に作戦会議です。向かって右奥が一氏かと。図にすると

      堀尾

前野       一氏

蝶須賀      一豊

      秀吉

という位置関係かなぁ、と。一氏のセリフは他の人と一緒の「は!」だけでしたけどねぇ。でも本当いつの間にかいい位置にいるなぁ一氏、と思ったり(笑)。
ほんで合戦が始まるんですけど、どれが一氏かさっぱり(苦笑)。てーかこの状況でどれが誰か分かったら相当な気がするんですが。難しいなぁ…。そして一豊は矢に撃たれて水の中におぼれてしまいます。そして新右衛門や吉兵衛たちにも見失われてしまいます。…あららら。戦いが終わった後におびたたしい死体の中で新右衛門・吉兵衛が一豊の姿を探すのですが見つからず。…つうか遠めにみたら吉兵衛役の武田鉄矢さんと淳くんの見分けがつかないときがあって困ります(苦笑)。もっと励まなければ。
んで、信長軍が戻ってくるんですが、一豊の姿はなく。新一郎から「一豊様が見えなくなった」という報告を受けた千代は絶句。そしてあらすじどおり、堀尾・一氏に話を聞くわけですね。30分ごろ〜31分ごろです。んで、堀尾と一氏が2人交互に戦の様子を話すわけです…が。今回の一氏さんには妙な癖がなく。5回目あたりが一番よく分かるんですが、彼はなぜか語尾に力を入れる癖があって。確か5回目に「伊右衛門様の一人勝ちでござった」みたいなセリフがあったんですけど、それが「伊右衛門様のー↑一人勝ちでござった」みたいになんか妙に語尾が上がってる感じで。でも今回は全然そのクセが聞き取れなくて、いい感じになったな、と感心しましたね。堀尾と交互にセリフをいってても遜色ない、ったらいいすぎですけど違和感みたいなのは見えなかったし。やはり、一番共演シーンが多い堀尾役の生瀬勝久さんがいい役者さんなので、彼から学んでる面が大きいんでしょうね。淳くんってああ見えて努力家だし。
そして千代が堀尾・一氏から戦い中の一豊の様子を聞いていると、一豊を探していた吉兵衛・新右衛門が戻ってきます。もちろん一豊は見つからず…。んで2人が千代に夫婦の絆?である布を渡します。千代はそれを見て一豊の死を覚悟します。その後ろでセリフがないけど表情で演技してる堀尾・一氏もすごいなー、と。んで、千代は1人自分を責めるのでした。
シーン変わって。秀吉が堀尾・一氏に一豊が亡くなった、ということにすると言うシーンです。次のシーンも連続してたので33分ごろから36分ごろまで続けて一氏は出てます。で、秀吉に「弔いを行う」と言われた2人は驚きます。というか秀吉って…悪だなぁ。まぁ、探しても見つからないならしょうがない、のかもしれませんけどね。でも冷たい人です。「冷酷な秀吉」って感じやな、と。そしてそれに乗る一氏とまだ信じようとしない堀尾。この2人のキャラの色分けもいい感じです。秀吉が出ていってからも

堀尾「冷たいのお…。」
一氏「仕方がない。待てば待つだけ悲しみは増す。どこかで踏ん切りをつけた方がよい。千代殿には子もないし美人故、新しいのはいくらもあろう。」
堀尾「孫平次、お前まことにそのように思うのか?」
一氏「…ああ。」
堀尾「木下様は伊右衛門のことを昔から一番かわいがっておられたではないか!『あいつは腕が立つから』と申されて、どこに行くにも連れて歩かれておったではないか!」
一氏「昔の殿とは違うのじゃ!横山城伊右衛門の弔い合戦をやろうぞ!」

というように諦めが早い一氏とまだ諦めきれない様子の堀尾って対比が出てたし。…ここも無駄に力はいってなくてよいな、と。さっきもですが、こういうシリアスなセリフは淳くん強いのかもしれませんね。新右衛門・吉兵衛コンビのように堀尾・一氏コンビがいい感じになることを期待です。淳くんの成長次第、ってとこもあるだろうし。
そしてそれを千代・吉兵衛・新右衛門に説明する堀尾と一氏。さめざめと泣く新右衛門、何ともいえない表情の吉兵衛に対して、千代は凛とした態度。そして弔いを始める、と。そして堀尾・一氏に吉兵衛と新右衛門をよろしく頼む、という千代。実際一豊から言われてたらしいです。…やっぱこの3人戦友だなぁ、と。
そして千代は法秀尼(一豊の母)の元で一豊の葬式を。男勢の中では毅然と振舞っていた千代もここでは自分を責め、髪を下ろして尼になる、と決意をします。そして一豊にわびながら生きていこう、という思いを。その千代を抱きかかえる法秀尼。
夜になりました。1人玄関でたたずむ千代、自害しようとして一豊との思い出が走馬灯のように浮かび、自害を思いとどまる新右衛門。旗を呆然と見つめる吉兵衛。…と、泣きながら布を触る千代の元に「ちーよー!!」と自分の名を呼ぶ声が!雷雨の中その声につられるように外に出た千代、そして新右衛門・吉兵衛の元に現れたのは…ぼろぼろになりながらもなんとか辿り着いた一豊でした!つうかボロボロになってますぜ、一豊様…。よく生きて帰ってきたな、と。まぁ、50話近く中10話で主人公が死ぬドラマはありえない、っていわれたらそこまでなんですけどね(苦笑)。でも雨の中を一豊を支えて歩く千代はさすがだなぁ…と思ったり。
ということで今回は後半に一氏の出演が固まってましたが、見出しに書いた通りなにか演技が覚醒…した?と思いましたね。急にクセがなくなったといいますか。さっきも書きましたが、堀尾役の生瀬さんの存在は大きいんでしょうねぇ。ほっとんど生瀬さんとは一緒だし。彼はコメディもできる芸達者な役者さんなので、芸人である淳くんともあいそうですしね。もちろん一豊役の上川さんや新右衛門役の前田吟さん、吉兵衛役の武田鉄矢さん、そして秀吉役の柄本明さんなどと芸達者な役者さんに囲まれて…ってのはあると思います。のびしろがあるぶん分かりやすいなー、と思ったり。毎週書いてる気がしますが、今回の出演は淳くんにとって非常に大きい経験な気がしますね。…だから亮くんも出して下さい。どこかで亮くんも出るとは思ってるんですけどね。今が20話前後の収録してるみたいなので、30話ぐらいに出演でいいので。なるべく多くの役者さんともまれるシーンがいいなぁ、なんて。…大河関係者の皆さん、よろしくお願いします。
来週は仏法攻め、ということで。殺陣が見れるのかなぁ、と。もっと淳くんの殺陣が見たい気がする私なのでした。